受け持ち患者が心房細動になったときの看護や対応

 

受け持ち患者が心房細動へリズムチェンジしたときの対応です。

私がよく受ける他科の看護師からの質問がこれです。 

そこで心房細動に変化した際の看護をまとめました。

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 1.心房細動とは…

まずはじめに心房細動について、心房細動とは高齢者の10%程度の割合で起こる不整脈です。

原因は心房の至るところで興奮が起こり(異所性興奮)それが原因で心房が細かく動くことにより生じる不整脈です。

 

心電図の特徴としては

・RーR感覚が不整

・P波が見えない

・細動波(f波)みえる ※V1誘導で顕著

 

 

2.心房細動になったのを発見したら…

1)自覚症状の有無を確認する

 

心房細動では動悸などの症状を自覚する場合があります。

まずは自覚症状の有無について聞きましょう。

 

2)血圧を測定する

 心房細動になることによって心房は本来の拡張と収縮の動きができなかなります。

これにより、心拍出量が減り血圧が下がることがあります。

 

3) 12誘導心電図をとる

 心房細動だけでなくリズムチェンジした際は必ず12誘導心電図検査をしましょう。

モニター心電図はあくまで簡易的なものであり、それだけで診断はつけられません…

脈が変だなと思ったら検査してみましょう。

 

4)抗凝固療法がされているか確認する

心房細動では心房内での血液の流れが悪くなることで血栓ができやすくなります。

その結果脳梗塞を引き起こしてしまうことがあります。

抗凝固薬が投与されているか確認しましょう。

 

5)医師へ報告する

上記を確認し医師へ報告しましょう!

 

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