クリニカルシナリオについて…

今回も心不全についてお話しします。

 

今回は少し臨床看護師向けです。

表題にあるようにクリニカルシナリオについて少しお話ししたいと思います。

 

心不全はとても複雑で様々な要因によって起こる病態です。

 

そのため、分類方法もいくつか種類があります。

 

・Forrester分類

・Nohria-stevensin分類

・NYHA(New York Heart Association)

・AHA/ACC (American Heart Association / American College of Cardiology)ステージ

などです。

 

数々ある中でも今回クリニカルシナリオ(以下CS)についてお話しする理由は2つあります。

 

①基礎的な教科書にはあまり載っていないこと。

②臨床で非常に良く使う(特に急性期)

これらのため、働き始めた当初は患者の心不全について十分に理解できていませんでした。

といっても、これはあくまで私の主観によるところが多いのですけれどね〜

 

という一応私なりのエビデンスにのっとりこれからCSについて説明していきます。

 

 

えークリニカルシナリオ(CS)は一応下のような図によって分類されています。 

 

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 先ほどCSについて分類と書きましたが、実はCSは「血圧を参考にした初期治療を開始するためのアプローチ」として提案されたものです。

つまり治療をいち早く行うために、心不全の病態を簡単に分けちゃおうよって話です。

そして、この表を見ていただくとわかるように、CS1〜3は収縮期血圧よって心不全の病態を見分けるのです〜!

 しかし、実際はこ血圧だけで心不全の病態を見るのではなく、全身状態を合わせて観察します。

患者さんによって血圧は個人差がありますからね〜

同じ血圧でも患者さんによってはCS1のひともいれば2の人もいるかもしれないということです。

なので、臨床では血圧はあくまで目安といった感じなのでしょうか…?

 

という話をここまでしたところで、じゃあ各クリニカルシナリオについて詳しく知らないと上手く使えないじゃん!という話になりますよね笑

そこで、各クリニカルシナリオの特徴を次回のブログで話していきたいと思います〜

 

 

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